校長からの挨拶

2023年 ワシントン補習授業校(日本語学校)

  Washington Japanese Language School
校 長 三原 洋一

2023年(令和5年)度、文部科学省の派遣校長として赴任いたしました三原洋一(みはら よういち)です。

 本校は、日本の文部科学省より認定されたワシントンD.C.地域の園児・児童・生徒が通う補習授業校(日本語学校)です。1958年9月に開校された65年の歴史をもつ世界で一番古い補習授業校としてもよく知られています。開校当初は、在アメリカ合衆国日本国大使館の一室を借りて授業を行う全児童数29名、教員2名の小さな学校でしたが、日本人在住者の増加とともに、幼稚部・中学部・高等部が設置されるなどの変化を遂げてきました。

 1973年9月には、手狭になった大使館を離れ、ワシントンD.C.郊外の私立学校の教室等を借りて授業を行うようになりました。現在では、メリーランド州にある私立学校(Stone Ridge School of the Sacred Heart)を借用し、授業を行っています。本年度の学級数は、幼稚部2学級、小学部21学級 中学部6学級、高等部3学級、児童生徒数は520名(4月15日現在)です。

 本校の児童生徒は、週5日間に及ぶ現地校での学習に加え、土曜日には本校で日本の教科書を使って、日本の学校と同じように国語・算数(数学)を中心に学習指導要領に定められた内容を学びます。現地校と補習校の両立は、児童生徒にとって時間的に大きな負担です。しかしながら、子どもたちはこのような困難さに負けず、日々努力を重ね着実に成長しています。

 本校の教育目標は、「国際感覚を身に付けた人間性豊かな児童・生徒の育成」です。子どもたち一人ひとりの良さを認め、ほめ、励ましながら、集団活動を行う中で、日本人としてのアイデンティティをしっかり身に付けさせ、将来、世界で活躍するグローバル人材としての基礎を、このワシントン日本語学校(補習授業校)で身に付けてもらいたいと思います。

 この教育目標の実現のために、教職員一同、管理運営委員会と手を携えて、保護者の皆様の協力を頂きながら、全力で取り組んでまいります。

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